出雲駅伝2022 下剋上ランキング 1区~6区

出雲駅伝2022
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出雲駅伝2022が終了!駒澤大学が感動の9年ぶり優勝で幕を閉じました。

出雲駅伝の結果を整理している最中ですが、1つおもしろいデータを紹介します!

今回は、こちらで紹介した事前の1区~6区の自己記録ランキングを本番の区間順位と比べて「事前のランキングを誰が一番覆して好走したのか?」を区間ごとに調べました!

どうしても関東勢が注目されがちですが、この指標を見ると、地方の大学でも活躍した選手がたくさんいますので是非ご覧ください!

※コメントは3区まで掲載(10/12現在)

1区8.0km

🥇守屋和希(関西学院3)区間4位←事前ランキング14位
🥈谷末智哉(環太平洋1)区間11位←事前ランキング18位
🥈花尾恭輔(駒澤大学3)区間2位←事前ランキング9位

こちらの事前の1区5000m自己記録ランキングの順位と本番の区間順位の結果を比較しています。

関学の守屋選手が1位。なんと5000mPB14.07、1万mPB29.41ながら区間4位の好走!数々の13分台&28分台ランナーに勝利し、見事な走り。素晴らしすぎます。

ハーフマラソンでは62分台を持っていたり、21全日本大学駅伝や出雲駅伝では関東勢よりもいい順位で走ったりもしているので、コアなファンはご存知だったかもしれません。

2位タイは谷末選手。高校まで野球部だった選手で、陸上歴半年ながら今年急成長中の選手。5000m14分半、全日本大学駅伝中四国選考会10kmでも30分15秒と非常に良いタイム。

1500mでも3分50秒フラットとスピードもあり、今回出雲駅伝1区でも11位なので、来年13分台まで来ること間違いなし。環太平洋の谷末選手、今のうちからマークしておきましょう!!

2位タイは花尾選手。非常にうまい走りでした。無理にハイペースの吉居選手についていかず、前半は4位集団でレースを展開。その後、後半にかけてじわじわとあげていき、吉居選手までかなり近い所まで迫っていきました。

花尾選手がこの順位で来たことが、駒澤優勝を大きく手繰り寄せましたね。事前に、スプリント勝負よりもハイペースの方が花尾選手はいい位置で来る的なことをYouTubeのコメント欄でコメントしていたのですが、

まさかドンピシャ当たる展開になるとはと少し驚きました。

2区5.8km

🥇葛西 潤(創価大学4)区間5位←事前ランキング10位
🥈山崎樹羅(札幌学院2/北海道選抜)区間12位←事前ランキング16位
🥉千守倫央(中央大学4)区間3位←事前ランキング6位

こちらの事前の2区5000m自己記録ランキングの順位と本番の区間順位の結果を比較しています。

1位は葛西選手。5000mPB14分06秒ということですが、これは少し持ちタイム詐欺状態でしょうか。。22日本選手権クロカン10kmでは2位。オリンピアンや名だたる実業団選手に先着しています。しかも、不整地というスピードが出にくいコースで28分台。

クロカンで走れる人はロードやトラック何でも強いので、13分台では確実に走れますね。1万mPBも28分21秒で、4月の学生個人選手権で優勝しています。

怪我がけっこうあって中々5000mで記録を狙う場面がないので、ぜひ13分台を見たいところですよね。

2位は山崎選手。22日本インカレには1500mで出場し、3分51秒の自己新で走っているスピードランナーです。北日本インカレでは1500m優勝しています。

5000mの自己記録は14分36秒ながら今回は5.8km区間を16分42秒で走破。追い風だったといはいえ、ロード5km換算14分23秒のタイムで走っているので、自己記録以上の走りをしたのではないでしょうか!

3位は千守選手。もう完全復活と言っていいでしょう。去年は色々苦しんでいましたが、今年は日本インカレ1500m🥈、直近の5000mで自己新13分49秒、出雲2区3位と非常に良い流れ。

昨年度の悔しさを晴らすレースが続いています。次の全日本や箱根でも好走が期待できますね!

圭汰選手に抜かれてはしまいましたが、そこからしっかり粘り切り、3位で走ったのは本当にお見事です!

3区8.5km

🥇内田隼太(法政大学4)区間4位←事前ランキング10位
🥈近藤幸太郎(青山学院4)区間3位←事前ランキング6位
🥈林本 涼(環太平洋3)区間13位←事前ランキング16位

こちらの事前の3区1万m自己記録ランキングの順位と本番の区間順位の結果を比較しています。

1位は法政の内田選手!いやあお見事でした!同郷の丹所健選手と並走をしていましたね。丹所選手は昨年度この区間で2位、かつ、後続を大きく突き放す走りをしていました。そんな選手に競り勝つ素晴らしい走り。

法政はここでしっかり流れを作り、後半につないでいきました。過去最高順位更新とはならなかったのですが、見せ場は作ってくれたと思っています。

今季は途中で怪我もあったみたいですが、夏の練習をしっかりこなして調子が上がってきているのがうかがえますね。

2位は近藤選手。田澤選手や中野翔太選手はじめ前を走る超エース級選手を追っていく展開でしたが、やっぱり安定して走ってくれました。

ムルワ選手と田澤選手には負けてしまいましたが、青学の流れをしっかり生み出す走りをしたと思います。

田澤選手はじめ学生長距離界を代表する選手と走る場面も多いなか、毎回確実に順位を押し上げる走りをしてくれる頼れる青学のエースです

2位は林本選手。1万mPBは30分35秒ながら、今回は10km換算29分42秒のタイムで走りました!

昨年度の全日本大学駅伝では6区を務めていますし、今年度の全日本大学駅伝中四国選考会10kmでも2位かつ30分19秒で走っている選手です。

トラックの持ちタイムはまだまだ上がりそうな予感がしますし、29分台には確実に入ってくるかなと思いますね。

4区6.2km

🥇扇 育(法政大学4)区間4位←事前ランキング7位
🥇油谷航亮(順天堂大2)区間5位←事前ランキング8位
🥇新 博貴(大阪経済1)区間15位←事前ランキング18位

こちらの事前の4区5000m自己記録ランキングの順位と本番の区間順位の結果を比較しています。

扇選手。法政は2区間連続で1位を獲得!あまりトラック5000mでタイムを狙ってこない大学であり、去年から「持ちタイム以上に駅伝で安定して結果を出す」ことで有名です。

内田選手が作った流れをしっかり引継ぎ、ここでも快走した扇選手は流石ですね!直近の記録会では、夏合宿の疲労が残りあまりコンディションも良く無い中1万mで29分07秒の自己記録で走っています。

このあとの5区でも法政は健闘しており、流石の駅伝力です!!

油谷選手。1500mでは自己記録3分45秒を持ち、日本インカレ&関東インカレでは9位に入っています。駅伝デビューかつエースが走った後かつ向かい風の4区という中々難しい区間の中、区間5位でまとめてきました。

5000mPBは14分11秒、1万mPB29分53秒という選手ですので、長い距離に対応してきたらおもしろいですね~。順大はどうしても3年生以上に注目が集まりガチですが、油谷選手のいる2年生世代も実は力のある選手がいます。

とはいえ、駅伝の経験で言うと、まだまだ少ないのも事実なので、今回の油谷選手のように2年生世代から全日本や箱根で活躍する選手が出てきて欲しいところですね!

5区6.4km

🥇小泉 樹(法政大学2)区間3位←事前ランキング9位

🥇中角航大(大阪経済3)区間13位←事前ランキング19位

🥉藤本 竜(國學院大3)区間4位←事前ランキング8位

こちらの事前の5区5000m自己記録ランキングの順位と本番の区間順位の結果を比較しています。

6区10.2km

🥇中川雄斗(皇學館大2)区間13位←事前ランキング19位

🥈中尾心哉(関西学院1)区間11位←事前ランキング15位

🥈吉田 周(東洋大学2)区間8位←事前ランキング12位

こちらの事前の6区1万m自己記録ランキングの順位と本番の区間順位の結果を比較しています。

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