第99回箱根駅伝(2023) 明治大学 区間予想(願望)

箱根駅伝2023本戦
スポンサーリンク

2022全日本大学駅伝は9位。惜しくもシードならずで、やや厳しい声が多い明治大学。

今回は、私が今年度とりわけ明治を応援をしているのもあって、かなり早いですが、明治大学の区間予想と展開考察(妄想)をしていきます。

私は、10月頭の動画で、「明治は箱根駅伝シード取ります」と断言しています。(こちら)

応援している大学というのももちろんありますが、その時点での根拠は、
・4年生の層が厚い
・4年生の学生ハーフの実績や箱根での経験
・1年生を中心に下級生にも面白い選手が多い
・山の5区と6区の経験者がいる
・記録会への出場が例年よりも少ない(➝箱根に向けての準備?)
です。

今回は、さらに直近の大会成績などを踏まえて、
「シードを取るための区間予想(願望)」を外野目線でやっていきます。

あくまで明治のファンかつ外野目線であることはご了承ください。
多少ひいき目線は入ってるように感じるかもしれません。
というより、願望目線が強いでしょうか。

一外野ファンの戯言ですのでお許しください。

区間予想全体(暫定)

詳細は以降のセクションで(主にケース①について)記載しますが、まずは概要です。

ケース① 先手必勝、往路上級生中心タイプ
1区 児玉真輝 選手
2区 加藤大誠 選手
3区 富田峻平 選手
4区 小澤大輝 選手
5区 下條乃將 選手(吉川響 選手)
6区 杉本龍陽 選手
7区 櫛田佳希 選手
8区 吉川 響 選手(室田安寿 選手、尾﨑健人 選手)
9区 漆畑瑠人 選手
10区 杉彩文海 選手

ケース② 下級生も入れつつタイプ
1区 森下翔太 選手
2区 児玉真輝 選手
3区 富田峻平 選手
4区 吉川 響 選手(小澤大輝 選手、尾﨑健人 選手)
5区 下條乃將 選手
6区 杉本龍陽 選手
7区 櫛田佳希 選手
8区 小澤大輝 選手(室田安寿 選手)
9区 加藤大誠 選手
10区 漆畑瑠人 選手(杉彩文海 選手)

1区 ここですべてが決まる?

まず明治の一番重要ポイントは1区です。

ここ10年を振り返ると、アクシデントがあった92回箱根駅伝を除き、1区で区間10位以内でスタートしているときは、確実にシードをとっています。

逆に、1区で11位以下と遅れてしまった場合は、シードを落としています。

近年の大学駅伝は、どの大学もレベルが上がっている戦国時代。スタートで出遅れて、後半で巻き返すというのは、難しくなっています。

ひっくり返そうと思うと、駅伝力が非常に高くて、かつ、超エース級選手がいることが必要になります。

厳しい意見になりますが、現状、全日本大学駅伝や去年の箱根駅伝を見ていると、そういった選手はまだ明治には出現していません。

ただ、力のある選手は多いので、1区から確実に流れに乗る必要があるように思います。

そこで、私は児玉選手にいってほしいです(願望)。

1年生のころ1区を経験し、16位。この時は歴史的なスローでスタートする難しい展開でした。まだ1年生だったので苦戦したと思います(他大の力のある1年生も軒並み区間2桁)。

そんな児玉選手も3年生。力をかなり付けてきました。箱根駅伝予選会では、2年連続ハーフマラソン62分台。しかも、今年は、後半アップダウンありの公園コースで62分43秒の自己新。

ここまでを踏まえると、2区が良いのではという声も多いと思います。ご本人も去年のうちから2区を志望しているとのことです(例;こちらの記事)。全日本大学駅伝も22年度は2区4位、21年度は2区2位。他大のエースと対決し、安定しています。

しかしながら、近年ハイペースになりがちな大学駅伝1区において、上位で確実に進められる選手というと、私は児玉選手がいいのではと思っています。

5000m自己記録13分47秒(10000m自己記録28分22秒)でスピードがあり、ハーフの実績も上記のようにありますし、外さない安定感があります。全日本2区もここ最近は団子でスタートする”ほぼ1区”状態になっていますから、そこで結果を出している児玉選手であればいけます。

もし仮にスローになっても、上級生となった児玉選手であれば、集団でうまくレースを進め、スピードを活かしてラストスパートで勝てると見ています。(余談ですが、箱根予選会でも、そのようなイメージを事前に想定されていたとのこと➝こちら)

2区 順位ではなくタイム差

加藤選手を推します。箱根駅伝では、22箱根09区11位70.26、21箱根2区17位69.48、20箱根2区10位67.52のように2区or9区のエース区間を走っています。

何より、インタビューなどを見ていても、気持ちが強く、積極的な選手だと思います。ゆえに、個人的には、復路よりも往路で見たいです。

直近の全日本大学駅伝では不出場だったのですが、インタビュー(明スポさん)によると、怪我という訳ではなく、予選会で本来の走りができなかったからという理由のようです。(105位64.43)

加藤選手の実力からすると確かにもっと上が期待されていましたが、逆に言えば、”外して”公園コースで64分台です。(楽観的すぎるかもしれませんが。。)

さらに、長距離区間が想定された全日本大学駅伝を走らなかったことにより、箱根駅伝に確実に調子を合わせていけるという見方もできます。

他大の選手が留学生含めて強力なので、箱根2区での区間上位はかなり難易度が高いです。しかしながら、区間上位というよりも、ここでシード圏内にいて、かつ、先頭やシード安全圏とのタイム差を守ってくることが大切になると思います。

去年でいえば、國學院の伊地知選手(区間12位67.51ながら10位通過で3位とは33秒差)のイメージです。

こういった走りができれば、3区の選手にもつながりますし、シードへ向けて好発進ができます。

(ここまでのイメージはかつての1区横手健 選手➝2区木村慎 選手 を参考にしました)

3区 流れに乗りたい。エースが出陣

2区と同じくらい順位変動が大きく起こる区間です。近年、明治は3区も苦戦しがちな区間となっています(1区2区からの流れも影響していますが)。逆に阿部選手や手嶋選手が区間上位で走った時にはいい流れができていきました。

そこで、3区は今季非常に良いレベルで安定している富田選手がいいのではないでしょうか。超ハイレベル全日本7区8位、箱根駅伝予選会ハーフ日本3位、関東IC5千,1万のW入賞、学生ハーフ4位。

また、駒澤、國學、青学、順大、創価の全日本上位校は、ここに強力な選手を置いてくることはほぼ間違いありません。法政も安定感のある選手が絶対来ます。東京国際も足並みそろえば、3区は強いです。

そういった強力な上位校から絶対に遅れを取らないという意味でも、富田選手が一番良いと見ています。去年は箱根駅伝7区2位と実績もあります。

直前の全日本大学駅伝では、シードにもっていくためにオーバーペースで突っ込んでいくというレースだったそうです。(参考:明スポさんの記事)

箱根駅伝3区は最初下りなので、前半でスピードに乗って、それを最後まで粘って維持することが重要になります。

オーバーペースの前半からの後半耐えるという今回の全日本の経験は、3区にも生きてくるはず(と妄想しています。)

4区 セーフティーリードを作りたい

ここは主将の小澤選手です。去年の箱根駅伝4区7位と流れが悪い中でもしっかり1桁順位で走っています。

今季は、10月の箱根駅伝予選会で左脚の調子が悪くなってしまい、そこで無理はせず完走(参考:明スポさんの記事)。全日本大学駅伝では、予選会よりは調子が上がってきたので、4区に起用されたとのことです(参考:明スポさんの記事)。

全日本は区間8位でしたが、昨年度全日本では4区3位だったので、まだまだ復調途上であり、本来の走りではないはず。ここから調子があがってこれば、もっといい走りが期待できると思います。

去年は11月末のMARCH対抗戦で1万m自己新を出して、いい流れを作り、箱根4区7位となりました。今年は、高確率で箱根駅伝にピークを持っていくように取り組んで来るはずです。

箱根駅伝4区では、次第に単独走の要素が強くなってきます。さらに、選手層の厚い上位校はここにも主力級選手が来ます。

来年度以降も踏まえて、ここに新戦力というのも考えましたが、やはり上位から遅れられないことや山へ向けての貯金を少しでも作りたいということで、経験者かつ安定感のある小澤選手が行くのが良いのではと考えます。

気温も次第に上がってくる地味に難しいコースですが、小澤選手であれば安心して任せられます。

5区以降の詳細は11/13更新予定

5区候補には、今季箱根駅伝予選会で好走し、5区経験ありの下條選手、6区候補にも昨年59分台の杉本選手がいます。また、箱根駅伝3年連続出場中の櫛田選手も復路に残せます。

予選会で1年生初ハーフながら64分半で走った室田選手、全日本6区7位で駅伝力の高さに定評ありのルーキー吉川選手も。全日本で1区を走った21都大路1区区間賞森下選手、20都大路1区2位の尾﨑選手も、夏に少し故障がありながら、1万m28分台を秋に出し、全日本アンカーに抜擢。

予選会で64分16秒で5000m13.41の漆畑選手や学生ハーフで63分16秒の杉選手もいますし、全日本で学生駅伝デビューをした新谷選手もいます。関東インカレハーフ16位64.48で走った橋本選手も、直近で1万m29.50.20と自己記録に近い所まで来ています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました